World Press Photo 世界報道写真展
レジリエンス ── 変化を呼び覚ます女性たちの物語
助成:オランダ王国大使館
無料
World Press Photo Foundation (世界報道写真財団)は1955年、オランダ・アムステルダムにて発足しました。世界各国で起こっている現実を伝える活動に従事しています。発足以来毎年、前年に撮影された写真を対象とした「世界報道写真コンテスト」を実施。国際審査員団によって入賞作品が選ばれ、世界中の120会場にて展示しています。
2023年の世界報道写真財団の展示では、2000年から2021年までの世界報道写真コンテストで受賞した世界各国の女性・少女・コミュニティにおけるレジリエンス(回復力)および挑戦に焦点を当てたストーリーを紹介します。ジェンダーの平等と公正は基本的人権であり、社会の結束には不可欠です。しかし今なお世界中の女性が根深い不平等に直面し、政治的・経済的な役割において、依然として十分な存在感を示すことができていません。また女性に対する暴力は、世界的に深刻な問題であり、保護されるべき問題です。
本展では、女性の権利やジェンダーの平等・公正へのコミットメントにアプローチします。世界13ヵ国から17人の写真家が記録した様々な「声」は、性差別、ジェンダーに起因する暴力、リプロダクティヴ・ライツ(性と生殖に関する権利)、女性の権利、ジェンダー平等と公正などの問題に対する洞察を提示しています。21世紀を迎えた現在、女性やジェンダーの問題がどのように変化してきたか、またフォトジャーナリズムがどのように発展してきたかを辿ります。