2018年5月よりヨーロッパ写真美術館(パリ)の館長を務める。以前はテート・モダン(ロンドン)のインターナショナル・アート部門、写真部門のシニアキュレーターとして、「Don McCullin」(テート・ブリテン 2019)、「Shape of Light」(テート・モダン 2018)、「Performing for the Camera」(テート・モダン 2016)、「Conflict, Time, Photography」(テート・モダン 2014)、「ウィリアム・クライン+森山大道」(テート・モダン 2012)などの展覧会をキュレーション。ヨーロッパ写真美術館にて最初に手がけたのは、2019年3月から開催されたココ・キャピタン展「Busy Living」とレン・ハン展「Love」である。美術史の博士号を持ち、2004年から2009年にはノッティンガム大学で美術史の准教授を務めた。『ジョージ・コンド:Painting Reconfigured』(テームズ&ハドソン 2015)など、美術史に関する書籍の著作も多数刊行されている。近年刊行した書籍や書評では、ココ・キャピタン、アントニー・ケインズ、片山真理、マヤ・ロシャについて執筆した。
フィオナ・シールズは、さまざまな新聞社で 20 年以上の写真編集の経験を持ち、キュレーター、フォトジャーナリズムの講演者、写真コミュニティの指導者でもある。Guardian紙の写真編集者を 10 年間務めた後、Guardian News and Media Group の写真担当責任者を務めた。キャリアを通じて、9/11 を取り巻く出来事、世界中の紛争、大規模な自然災害、難民の増加に起因する人道危機など、現代の最も歴史的なニュース記事のいくつかの報道に携わっている。さらにWorld Press Photo、Sony World Photography Awards、The Carmignac Photojournalism Award、The Taylor Wessing Portrait Prize など、数多くの著名で重要な写真賞の審査もしており、権威ある Prix Pictet Prize の定期的なノミネーターでもある。
片岡英子
(日本語/英語)
フォトエディター
キュレーター
片岡英子
(日本語/英語)
フォトエディター
キュレーター
2004年『Newsweek日本版』に写真で世界を伝える連載「Picture Power」を新設し、通算900回を越え、今年19年目を迎えた。2014年には写真集『10 Years of Picture Power 写真の力』を出版。World Press Photo Contestのアジア地域審査員長と最終審査員、Sony World Photography Awardsの最終審査員、写真集『A Day in the World』(米、スウェーデン、スペインなど6カ国、2012)の共同編集などに携わり、FotoFest(米)、New York Portfolio Review(米)、Visa pour l'Image(フランス)、Hamburg Portfolio Review、など、海外のポートフォリオ・レビューにも多く招聘されている。東京工芸大学芸術学部非常勤講師
木村絵理子
(日本語/英語)
横浜美術館主任学芸員
木村絵理子
(日本語/英語)
横浜美術館主任学芸員
2000年より同館勤務、2005年展から横浜トリエンナーレに携わり、2020年展では企画統括を務める。近年の主な展覧会企画に、「Identity XVII ―拡張家族―」(nichido contemporary art, 2021)、”HANRAN: 20th-Century Japanese Photography”(National Gallery of Canada、2019)、「昭和の肖像:写真でたどる『昭和』の人と歴史」(横浜美術館、2017/アーツ前橋、2018)、「BODY/PLAY/POLITICS」(2016)、「蔡國強:帰去来」(2015)、「奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている」展(横浜美術館、青森県立美術館、熊本市現代美術館、2012)、「高嶺格:とおくてよくみえない」展(横浜美術館、広島市現代美術館、IKON Gallery、鹿児島県霧島アートの森、2011)、「束芋:断面の世代」展(横浜美術館、国立国際美術館、2009-10)ほか。この他、關渡ビエンナーレ・ゲストキュレーター(2008、台北)、釜山Sea Art Festivalコミッショナー(2011)など。
大阪生まれ。
1996年The Third Gallery Aya 設立、ギャラリーオーナーディレクター。
石内都、山沢栄子、岡上淑子、今井寿恵、ジョー・スペンス、牛腸茂雄、阿部淳、楢橋朝子、児玉房子、渡邊耕一、稲垣智子、垣本泰美、川北ゆう、石川竜一などの展覧会を開催。写真及び現代美術を取り扱う。
世界最大の写真のアートフェア「Paris Photo」やアジア最大の現代美術のアートフェア「Art Basel in Hong Kong」にも参加し、日本以外の場所でも、作品を紹介している。
1971年オランダ生まれ。ベルギー、アントワープの IBASHO ギャラリーの共同創設者でディレクター、インディペンデント・キュレーター。アムステルダムで10年間法務官として勤務したのち写真へ転向する。アムステルダムの Fotoacademie とロンドンの Sotheby’s Institute of Art で学び、University of Manchester で写真学の修士号を取得。ロンドンで6年余り暮らし、James Hyman Gallery でインターンを終えた後アントワープに移り夫のマーティン・ファン・ピーターセンとともに日本写真を専門に扱うギャラリーを始める。2015年3月の開廊以来、IBASHO ギャラリーでは58の展覧会が行われ、Paris Photo、Photo London、UNSEEN(アムステルダム)、Photo Basel、IBASHO がメンバーである AIPAD New York などのフォトフェアに参加。また、Art Paris、SPARK(ウィーン)、Art Antwerp にも参加している。2019年9月以降はフランスの出版社 (M) èdition と21冊の書籍を共同出版している。キュレーターとしては主に日本写真を扱うプロジェクトに関わっている。オランダはライデン市の日本博物館シーボルトハウスでは Japanese Nudes (2019年)と Wabi-sabi, Japanese aesthetics in photography and ceramics (2022年)のふたつの展示をキュレーションした。
アルムデナ・ハヴァレス
(英語/スペイン語/フランス語)
インディペンデントキュレーター、芸術文化プロジェクトマネージャー
アルムデナ・ハヴァレス
(英語/スペイン語/フランス語)
インディペンデントキュレーター、芸術文化プロジェクトマネージャー
インディペンデント・キュレーター、芸術文化プログラムのマネージャーであるアルムデナ・ハバレスは、パリ第8大学で国際文化プロジェクトマネージメントの修士号を、そしてマドリード・コンプルテンセ大学で人文主義的文学の修士号をそれぞれ修了。主にヨーロッパと南米において芸術祭のプログラムの考案、キュレーション、学際的な文化プロジェクトのマネージャーとしてのキャリアを築く。スペインのFundación ContemporáneaやLa Fábricaの展示・芸術祭部門にてPHotoEspañaの企画運営に携わる。マドリッドで開催されたNoche de los Librosや、トゥーロンで開催されたFête du Livre de Var、Eñe Madrid FestivalやEñe América Festivalなどの文学祭のコーディネーターも歴任した。また、国際文化の推奨や協力に主軸をおくスペイン国際開発協力庁(AECID)の科学文化外交部門や、空間造形や視覚芸術に特化し付属の写真ギャラリーに定評があるブエノス・アイレス大学文化センターにて芸術プログラムのコーディネーターとしても活動。文化、ジェンダー、人権問題に取り組む非政府団体とも協働している。フリーランスのキュレーターとしてスペイン、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリ、ペルーなどで写真、美術、舞台芸術、そして文学プロジェクトも手がける。現在は博物館学や博物館展示のキュレーションに没頭している。
愛知県美術館主任学芸員。国際芸術祭あいち2022キュレーター 。
東海圏から関西圏を拠点に活動。専門は視覚文化、写真、コンテンポラリーアート。2007年より愛知県美術館に勤務。美術館で担当した主な展覧会に「放課後のはらっぱ」(2009)、「魔術/美術」(2012)、「これからの写真」(2014)がある。また、美術館では若手作家を個展形式で紹介するシリーズ「APMoA Project, ARCH」(2012-2017)を立ち上げた他、2015年より日本と東南アジアのキュレーターが協働で調査、展覧会企画を行う美術プロジェクト「Condition Report」(国際交流基金主催)に参加し、2017年にはタイのチェンマイにてグループ展「Play in the Flow」を企画、実施した。
ソン・ヒョンジョン
(英語/韓国語)
キュレーター、ソウル市 文化本部(ソウル市立写真美術館)
ソン・ヒョンジョン
(英語/韓国語)
キュレーター、ソウル市 文化本部(ソウル市立写真美術館)
写真キュレーター、。ソウル美術館内に韓国初の公立写真センターを設立する為、2016年より主に韓国内の写真コレクションや研究を充実させる活動をしてきた。写真媒体を介した現代美術的な表現や、特に写真や芸術の主流から疎外されてきた作品や作家たちに焦点を当てている。最近では、2022年ソウル美術館写真センターの開館前企画でおこなわれた The Printed World 展をキュレーションした。2012年大邱国際写真祭にてPhotographics 展、2013年から2015年にはソウル写真祭での Portraits of our time 1883~2013 展(2013)、 The Birth of Seoul’s Visual Space: Hanseong, Gyeongseong, Seoul 展(2014)、The Photographers in the Library 展(2015)にてコーディネーターとキュレーターを務めた。また韓国の現代美術書出版社であるIANNBOOKSにて編集マネージャーも務めている。
マリア・ピア・ベルナルドーニ
(英語)
キュレーター、プロジェクトオーガナイザー
マリア・ピア・ベルナルドーニ
(英語)
キュレーター、プロジェクトオーガナイザー
キュレーター、異文化交流プロジェクトのオーガナイザー。法学出身の経歴から、社会的影響力が強い、地域に根ざしたプロジェクトを手がけている。ヨーロッパとアフリカの文化間に存在する境界やステレオタイプの超越を目指すプロジェクトを推進している。キュレーター、コンサルタント、時にアーティストの代理人として、西アフリカの国々のアーティストや団体との協働の経験を通して、彼らとの間に確固たる信頼とネットワークを築いている。これまでにAfrican Artists’ Foundationの国際展やLagosPhotoフェスティバルのキュレーターを務めており、LagosPhotoフェスティバルでは2015年から2019年までキュレトリアルチームの一員でもあった。2016年にはブリュッセルのボザー美術館で開催された「Day your Lane」展の共同キュレーションやアルル国際写真祭の「Tear my Bra」のキュレーションをしている。2017年には写真家パトリック・ウィルコックのコミュニティアートプロジェクト「My Story is a Story of Hope」のアドバイザー兼プロジェクトマネージャー。2018年には自身の着想・ディレクションによる短編映画「If I Left My Country」で亡命希望者やフランス市民へのインタビューを撮影しアルル国際写真祭で上映されている。また同年ミラノのリッタ宮にて開催された「AfricAfrica」展のキュレーションをおこなうなど、活動は多岐にわたっている。2020年よりブライトン大学の客員研究員として学術界とアート界の革新的な協働の構築を目指している。
マリーゴールド・ウォーナー
(英語/日本語)
フリーランスアートライター・エディター
レビュー:4/16, 17
マリーゴールド・ウォーナー
(英語/日本語)
フリーランスアートライター・エディター
アートや文化を主に取材するフリーランスのライター。British Journal of Photographyの電子版・プリント版の副編集長を5年勤めたのち、今春に拠点をロンドンから東京に移す。BJP以外ではこれまでにTelegraph Magazine、Dazed & Confused、Elephant、Huck、Gal-dem、Disegno、The Face、Architects Journalなどに掲載。またLeica、Wateraid、Adidas、Panasonicなどのキャンペーンとクリエイティブコンテンツ面で協働している。