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Masterclass マスタークラス

KYOTOGRAPHIE マスタークラスは、フェスティバルが招聘する世界的なアーティストから直接学ぶことができる特別な機会を提供します。写真を撮る人から観る人まで幅広い層を対象とした各マスタークラスはアーティストの思考や手法に着想を得た内容となっています。創造的な探求と実践的な作業を組み合わせた構成で、アーティストとの直接対話を通じた貴重な学びの機会を提供します。

身体で(が)撮る写真

甲斐啓二郎が世界各地で撮影する祭りは非常に「身体的」です。時には撮影に必要な距離さえも犠牲にしトランス状態の人間の表現の生々しさに身を投じます。これらの実践に完全に没頭することで写真家と被写体の境界を曖昧にし、みる人に活気に満ちた激しい祭りの一部であるかのような感覚を与える写真を撮ります。彼のアプローチは、「私たち」と「彼ら」の境界に挑戦し、人間の存在についての深い考察を促します。このマスタークラスでは、距離、知覚、視点など、参加者が持つ障壁を打ち破る方法を探り、人間の本質の身体性に取り組むことで、新しい強力な視覚表現につながる方法を学びます。

富士フイルム株式会社のGFXシリーズ最新機種「FUJIFILM GFX100RF」を使用するマスタークラスです。
GFX100RF

Supported by Fujifilm

日時

4月26日 10:00–17:00

会場

doué 2階

参加費

15,000円

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Clothed in Sunny Finery, Okayama, 2018 © Keijiro Kai

写真を「読むこと、語ること」の意味

現在ほど写真作家にプレゼンテーションスキルが求められる時代はありません。その基本は自身の作品を言語化することですが、どこからその言葉を見つければ良いのでしょうか?

世の中には多くの写真史や写真論の本があり、作品をその論理に従って位置付けています。先人の仕事の中から抽出され体系化された「知」であるそれらを学ぶことは当然大切です。しかし全ての作品がそこにはまるわけではありませんし、むしろ体系化された瞬間から新しい写真やそれまで例外とされた写真によって常に崩されたり更新されたりします。その新しい写真や例外的な写真があなたの作品かもしれません。

大抵の場合、写真自体が示すものと写真家の意図にはズレが生じます。予期しない事象が写っていたり、思い通りに写らなかった場合です。それは決して嘆くことではなく、実は対象についての発見であり、写真家独自のものの見方を自覚する機会なのです。ただ、その自覚を他者に伝えるのが困難なのです。何故なら先例が見当たらないからです。

言語化には語彙が必要ですが、まず写真自体から自身の生理的感覚や写真メディアの特性を読み取り、それを肯定的に考えることから始めたい。写真の言語化のプロセスを見直し、視覚コミュニケーションのスキルを向上させましょう。

日時

5月4日 13:00–17:30

会場

TIME'S 3階

参加費

10,000円

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街は誰のものか?

都市の変化と共に、公共空間と私的空間、地元住民と訪問者、保存と進歩の間に生まれる緊張が高まっています。誰が都市を形づくるのか?誰がこの都市をホームと呼ぶのか?

このマスタークラスでは、デュッセルドルフを拠点に活動するアーティスト・カティア・ストゥーケとオリバー・ジーバー(2015年KYOTOGRAPHIE展示アーティスト)が、写真、音、映像を通じて都市のアイデンティティを探求する旅へと誘います。実践的な制作を通じて、参加者は都市生活を形成する隠れた力を明らかにする多層的な物語をつくり上げていきます。

ストゥーケとジーバーの最新の写真集『La Ville Invisible(見えない都市)』では、都市の所有権と公共性に関する問題を掘り下げています。KYOTOGRAPHIE 2025のテーマ「HUMANITY」や、JRの『JR, The Chronicles of Kyoto, 2024』、マーティン・パーの『Small World』を反映させ、参加者に自分の都市にレンズを向ける挑戦を促します。マスタークラス前に準備として、参加者は自分が居住する都市の風景を写真と録音で記録し、それらの要素を編集・配置し、没入型のマイクロ都市インスタレーションへと変貌させます。

「Who Owns the City?」は、単なる技術的な演習にとどまらず、都市の風景が人間の経験に及ぼす影響や、また私たちがどのようにその風景を形づくるのかを問い直す機会です。写真家、都市探検家、あるいは単に興味を持つ人々にとって、このマスタークラスは周囲の都市を新たな方法で「見」「聞き」「考え直す」ための場を提供します。

日時

4月19日 10:30–17:30

会場

TIME'S 3階

参加費

15,000円

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©︎Sarah Huebscher