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写真を「読むこと、語ること」の意味

要予約

2025.5.4
13:00―17:30

TIME'S 3階

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現在ほど写真作家にプレゼンテーションスキルが求められる時代はありません。その基本は自身の作品を言語化することですが、どこからその言葉を見つければ良いのでしょうか?

世の中には多くの写真史や写真論の本があり、作品をその論理に従って位置付けています。先人の仕事の中から抽出され体系化された「知」であるそれらを学ぶことは当然大切です。しかし全ての作品がそこにはまるわけではありませんし、むしろ体系化された瞬間から新しい写真やそれまで例外とされた写真によって常に崩されたり更新されたりします。その新しい写真や例外的な写真があなたの作品かもしれません。

大抵の場合、写真自体が示すものと写真家の意図にはズレが生じます。予期しない事象が写っていたり、思い通りに写らなかった場合です。それは決して嘆くことではなく、実は対象についての発見であり、写真家独自のものの見方を自覚する機会なのです。ただ、その自覚を他者に伝えるのが困難なのです。何故なら先例が見当たらないからです。

言語化には語彙が必要ですが、まず写真自体から自身の生理的感覚や写真メディアの特性を読み取り、それを肯定的に考えることから始めたい。写真の言語化のプロセスを見直し、視覚コミュニケーションのスキルを向上させましょう。
重要なお知らせ
申し込み、問い合わせはmasterclass@kyotographie.jpまで

Lecturer 講師

  • 鳥原学

    ©︎UEDA, Masami

    ©︎UEDA, Masami

    写真評論家。1965年生まれ、近畿大学卒業。日本の写真史を中心的なテーマとし近年はデジタル社会における写真文化の変容について執筆。また大学や専門学校などの写真教育、写真展の企画にも携わっている。

    著書に『日本写真史(上・下)』、『写真のなかの「わたし」 ポートレイトの歴史を読む』、『教養としての写真全史』など。

    2017年日本写真協会賞学芸賞受賞。ほかに共著多数。日本写真芸術専門学校主任講師、東京造形大学と武蔵野美術大学で非常勤講師。

Date 日時

2025.5.413:00–17:30

Venue 会場

TIME'S 3階

住所

京都市中京区三条通河原町東入中島町92番

アクセス

地下鉄東西線「三条京阪」駅、または京阪本線「三条」駅 徒歩3分

Fees 料金

10,000円

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