トークは英語と仏語で行われますが、同時通訳の準備がございます。
「種子とカラット:顕微鏡 写真が自然を称えるとき」
共催:KYOTOGRAPHIE & レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校
要予約
- 2024.5.10
- 13:00―14:30
- 2024.5.10
- 15:30―17:00
Kyotographieの一環として、レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校は宝石学と果実学の美しい出会いを紹介します。
写真家集団Tendance Floueの共同設立者でもあるフランスの写真家ティエリー・アルドゥアンが、種子の顕微鏡写真に焦点を当て、宝石学者、レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校 サイエンティフィックディレクターであるオリヴィエ・セグラ、宝石学者、ロータス・ジェモロジー研究所の創設者、そしてインクルージョンスペシャリストであるビリー・ヒューズと対談する。彼女のこれまでの多くの写真を通して、宝石に対する美的なアプローチを提供し、貴石の内なる世界を明らかにします。
- 重要なお知らせ
- * 参加費 4,500円(二条城への入城料800円、ティエリー・アルドゥアン展単館チケット代1,200円、イベント参加費、軽食代等含む)
Speakers
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ティエリー・アルドゥアン(KYOTOGRAPHIE 2024 アーティスト)
写真家集団Tendance Floueの共同設立者でもあるフランスの写真家ティエリー・アルドゥアンは、人間とその環境とのつながりをテーマに活動している。本プロジェクト「Seed Stories」でアルドゥアンは、科学機器を用いて限りなく小さなものに取り組んだ。彼が撮影した種子のポートレートは、その魅力的な形の多様性と美しさを浮かび上がらせ、「偉大な旅人」である種子の歴史を描き出している。世界中の様々な種から、野生、または栽培されたこれらの種子のほとんどは、パリの国立自然史博物館の所蔵品である。細心の注意を払って選ばれ、照らされ、額装されたこれらのポートレートは、鑑賞者である私たちの主観を揺さぶることだろう。すなわちそれは、単なるありふれたイメージからかけ離れて、私たちの知覚や私たちの起源との関係に疑問を投げかける記号となりうる。1万年以上前の農業の出現から、今日のハイブリッド種子が提起する問いまで、文化や時代を超えた種子の存在の解明を通じて、「Seed Stories」は多様性への挑戦を探求する。
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ビリー・ヒューズ(宝石学者)
2歳の時に初めてタイの宝石鉱山を、4歳の時までにモンタナにある3つの主要なサファイア鉱山を訪れた、というビリー・ヒューズ。2011年UCLA卒、2013年に"Fellow of the Gemmological Association of Great Britain"として認められる。受賞歴のある写真家、そしてフォトマイクログラファーであるビリー・ヒューズは、『ニコン・スモール・ワールド』や"Gem-A"のコンペティションで受賞している。彼女の文章や写真は書籍や雑誌、"Forbes" "Vogue" "National Geographic" などのオンライン媒体に掲載されてきた。2019年に宝石研究における彼女の功績を称えて、"Accredited Gemologists Association"が授賞している。
Moderator
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オリヴィエ・セグラ (宝石学者、レコール ジュエリーと 宝飾芸術の学校 アジアパシフィック マネージングディレクター)
オリヴィエ・セグラがジュエリーの世界と巡り会ったのは、広告・コミュニケーション業界に数年間従事した後のことだった。生物学と地質学の科学研究を専攻し宝石学のディプロマを修了してからバンコクに向かったオリヴィエ・セグラは、宝石の貿易会社を設立。この会社のおかげで、ジュエリーとクラフツマンシップの世界に魅了されることになる。その後10年間務めることになる"French Gemological Laboratory"の経営を引き継ぐためパリに戻ってから、オリヴィエ・セグラは『レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校』の学術評議会に加わる。2018年に、サイエンティフィック ディレクターとして、レコールに移ることを決意。新たな講義やエキシビションの創出を担当している。
日時
2024.5.1013:00–14:30
2024.5.1015:30–17:00
料金
4,500円(二条城への入城料800円、ティエリー・アルドゥアン展単館チケット代1,200円、軽食代等含む)