パネルディスカッション「難民、移民がみる世界」

無料

2023.5.13
13:00―14:30

くろちく天正館2F

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© César Dezfuli

KYOTOGRAPHIE 2023のプログラム、セザール・デズフリの「Passengers 越境者」関連イベントとして、国際移住機関〔IOM〕駐日代表の望月大平と、短編映画「リスト:彼らが手にしていたもの」の監督の関根光才を招いて対談を行います。難民・移民の存在にまだ距離があるといえる日本において、国際的な人の移動の課題に取り組んでいる立場と、映像というメディアを通して難民・移民問題の側面を表現する立場から、それぞれの考えを交差させます。今、日本に必要な視点は何なのか?展覧会「Passenger 越境者」を鑑賞する上でのヒントになるかもしれません。

Speakers Speakers

  • 望月大平(国際移住機関〔IOM〕駐日代表)

    東京都出身。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、2002 年米国シラキュース大学マックスウェル行政大学院にて国際関係修士号を取得。その後、(特活)日本紛争予防センタースリランカ代表事務所プログラムオフィサー、在オーストリア日本大使館専門調査員(旧ユーゴ諸国担当)として勤務し、2008 年10 月より国際移住機関(IOM: International Organization for Migration)に在籍。ジンバブエ、パキスタン、ソマリア、フィリピン、イラク、ジュネーブ本部で勤務し、2020 年9 月よりIOM 駐日事務所代表に就任。

  • 関根光才(映像作家・映画監督)

    東京都出身。クロスカルチュラルで哲学的なストーリーテリングとビジュアルスタイルを特徴とし、時に実験的、時に社会的なアプローチで、長編映画や短編映画、ヴィデオアートインスタレーション、広告映像、ミュージックビデオなど多岐に渡るジャンルの映像作品を監督している。

    2005年に初監督の短編映画『RIGHT PLACE』を発表し、ニューヨーク短編映祭の最優秀外国映画賞などを受賞。翌年には新作と共にカンヌ広告祭のヤング・ディレクターズ・アワードにてグランプリを含め3部門で最高賞を受賞し、英誌SHOTSの発表する新人監督ランキング世界1位となる。
    2008年に独立後、国内外で多くの映像作品を監督し、2014年に手掛けたHONDA『Ayrton Senna 1989』はカンヌ広告祭チタニウム部門グランプリなど、同年度世界で最も多くの賞を受賞した広告映像作品となった。2018年には、初めて長編劇場映画の監督・脚本を担った『生きてるだけで、愛。』(原作:本谷有希子)が公開。閉塞的な日本社会の中で過眠症の女性が経験する葛藤を描いた本作では、新藤兼人賞・銀賞、フランス、キノタヨ映画祭・審査員賞などを受賞。同年、初の長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔』も公開し、大阪万博で岡本太郎が遺した巨大な作品から、現代日本社会の構造問題を問いかけた。

    近年では、アクティビズムアートに関わる映像作品も精力的に制作しており、チェルノブイリ原発の短編ドキュメンタリー『IVAN IVAN』や、東京でBanksyが描いたとされるグラフィティと日本の入国管理局の難民問題を描いた作品『INVISIBLE』、また国連UNHCRと共同制作した、難民に向けるポエトリーリディングフィルム『What They Took With Them: a List』などを発表。また、低迷する日本の投票率にアプローチした『VOICE PROJECT』発起人としても知られる。2020年には、サウンドアーティストevalaと共同制作し、映像演出を手がけたインスタレーションアート『Sea, See, She まだ見ぬ君へ』にて、文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞した。
    映像制作会社NION(ナイオン)共同設立者。

Date 日時

2023.5.1313:00–14:30

Venue 会場

くろちく天正館2F

住所

〒604-8214
京都市中京区百足屋町380

アクセス

阪急京都線「烏丸」駅下車、徒歩7分
地下鉄烏丸線「四条」駅下車、徒歩7分

Language 言語

日本語

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