境界線を越える

2023.4.30
10:00―17:00

京都新聞7階 THE KYOTO サロンルーム

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認知症についてのプロジェクト「心の糸」の展示の目標を「認知症とそうでない人のBORDERを超える一助にしたい」と考える松村が、目に見えない認知症の症状や本人の心情、そのケア、求められる社会像などを写真、テキスト、動画を組み合わせて展示空間をつくることで、来場者に伝えようと試みていることに焦点を当てプレゼンテーションをします。また京都新聞で写真記者として働きながら、同シリーズの記事掲載やダミーブックなどを経て発表の場を拡大させてきた具体的な経緯や制作方法を話すほか、写真祭での展示の機会を得るまでのみちすじについても語ります。受講者は自作についてプレゼンテーションし、全員でディスカッションする中でそれぞれの目標に向かうために必要な考えを持ち帰ることを目指したマスタークラスです。

[以下、どれかひとつでも当てはまる方]
完了、もしくは進行中のプロジェクトがある方
写真や絵、文、動画、アーカイブ写真・資料など、単体或いは組み合わせで表現する方
写真展や写真集、記事などを制作している方、もしくは制作したい方
仕事とプロジェクトの制作を両立したい方
国際写真祭での展示に結びつく方法を知りたい方

[申込方法]
以下の内容を記載・添付の上、お申し込みは masterclass@kyotographie.jp 宛にお送りください。

お名前
ご連絡先(電話番号・メールアドレス)
ZIPファイルに格納した20枚程度のポートフォリオ(JPG、72dpi、長辺2000ピクセル)
PDF形式でポートフォリオに付随するステートメント
ご自身の簡単な経歴

お申し込みメール受信後、参加費のお支払い方法をお知らせいたします。

講師 講師

  • 松村和彦

    1980年生まれ。2003年、記者として京都新聞社に入社。2005年に写真記者となる。「人生」「社会保障」「ケア」をテーマに作品制作に取り組む。
    写真集に、京都の芸舞妓の人生を描いた『花也』(2014年 京都新聞出版センター)、個人的な作品として取り組み、家族の生と死を通じて命のつながりを描いた『ぐるぐる』(2016年 自主制作)がある。
    2019年春にKG+にて発表した写真展「見えない虹」では、地域医療や在宅医療を先駆けて行っていた京都・西陣の早川一光医師に長年にわたり密着。早川医師自身が在宅医療を受ける側となって知った気づきや、周縁のできごとを多角的にとらえ、その人生を通じて日本の社会保障史をたどった。2021年、同作品で写真新世紀にて佳作を受賞。
    認知症について長期にわたり取材し、写真と記事が京都新聞に連載され、雑誌にも寄稿する。4組の認知症の本人・家族・周囲の人々に取材を重ね、それぞれの日々や移ろいをとらえた作品を「心の糸」としてKG+SELECT 2022にて発表し、グランプリを受賞。松村の写真と言葉は、認知症への理解を深めるきっかけを真摯に提示し、超高齢社会に一筋のやわらかな光を照らしている。

Date 日時

2023.4.3010:00–17:00

Venue 会場

京都新聞7階 THE KYOTO サロンルーム

住所

〒604-8577 京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町239

アクセス

京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅7番出口すぐ

Fess 料金

15,000円

Language 言語

日本語・英語

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